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ShopifyとBASEの費用・機能・将来性の比較

ShopifyとBASE、どちらを選ぶ?費用・機能・将来性から考えるネットショップの選び方

ネットショップを開設する際、候補に挙がることの多い「BASE」と「Shopify」ですが、どちらを使ったらいいのか迷っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、費用・入金・機能等の違いを、具体例とともに整理します。

選ぶ軸は、今の規模よりも「これからどう運営したいか」。 月額料金や決済手数料だけでなく、必要な機能や将来の事業展開まで考えることで、自分に合ったサービスを選びやすくなります。

料金は2026年10月19日時点の公式情報を確認しています。契約期間・決済方法・利用条件によって異なるため、導入時には最新の公式情報をご確認ください。

BASEとShopify、選ぶ際に考えたいこと

BASEとShopify、どちらも少ない商品数から利用できますが、選ぶ上で大切なのは必要な販売機能があるかと日々の運営に合っているかです。

例えば、個人で小規模にハンドメイド商品を販売したい場合。売上がない月の固定費を避けられるBASEのスタンダードプランは、始めやすい選択肢です。必要な販売方法がBASEで実現できるなら、BASEが選択肢となるでしょう。

一方、広告を使って集客し、購入率を分析しながら改善したい、商品に合わせて購入までの導線を作り込みたいといった方針があるならShopifyを検討する理由になります。ただし、機能を増やすほど設定や保守も必要です。自社に運用するリソースが確保できるのか、制作会社等に依頼するのかまで考えておきましょう。

最初に「今必要なこと」と「1〜2年以内に取り組みたいこと」を分けて書き出すと、比較しやすくなります。将来使うか分からない機能のために費用を増やす必要はありませんが、すでに決まっている計画は選定に含めておくと安心です。

決済手数料は、売上が増えるほど重要になる

ネットショップの費用は、月額料金だけでは決まりません。売れるたびに発生する手数料も、手元に残る利益に影響します。ShopifyとBASEの代表的なプランを並べると、次のようになります。

表が画面に収まらない場合は、左右にスクロールできます。

プラン月額費用通常の決済関連手数料
BASE スタンダード0円6.6%+40円/注文
BASE グロース16,580円(年払いの月額換算)2.9%
Shopify Basic3,650円(年払いの月額換算)3.55%〜(Shopify ペイメント)

BASE スタンダードは決済手数料3.6%+40円とサービス利用料3%の合計。PAY IDアプリ経由の注文は別体系で、一部の決済方法には加算があります。グロースの月払いは19,980円です。

Shopify Basicの月払いは4,850円。3.55%は標準カード料率で、カードの種類により異なります。外部決済サービスを使う場合は、別途取引手数料も確認してください。

5,000円の注文で、どれくらい差が出る?

BASE スタンダードでは、5,000円の注文に対して370円の決済関連手数料がかかります。Shopify Basicで料率3.55%の決済なら約178円。1注文では約192円の差でも、同じ注文が月100件あれば、差は約19,200円になります。

ただし、ShopifyのBasicプランには月額料金があり、BASEには手数料を2.9%に抑えたグロースプランもあります。月商50万円・100注文の場合に、年払いの月額換算費用を加えると、概算は次のとおりです。

  • BASE スタンダード:37,000円/月
  • BASE グロース:31,080円/月
  • Shopify Basic:21,400円/月

上記は通常注文を前提とした試算です。Shopifyの料率は3.55%とし、追加アプリ・有料テーマ・振込などの費用は含めていません。年払いは月ごとの支払いではなく、年間費用をまとめて支払います。

売上と、必要な機能を合わせて試算する

この条件ではShopifyが低コストですが、売上が少ない時期には月額0円のBASEが有利になることもあります。また、客単価が低く注文数が多いショップでは、1注文ごとの固定手数料も無視できません。

有料アプリやテーマを使うなら、その費用も加えましょう。制作を外注する場合は、初期構築費と保守費も別に必要です。月額料金が無料だから必ず安いとも、Shopifyの方が常に安いとも限りません。

想定月商・注文数・必要な機能をそろえ、総額で比較する。 売上が少ない月と、目標売上に届いた月の両方を試算しておくと、負担の変化が分かります。

公式情報:BASEの料金プラン / Shopifyの料金プラン

売上金はいつ入金される?資金繰りに関わる違い

商品が売れても、その代金をすぐ仕入れや広告費に使えるとは限りません。仕入れの支払日が入金日より先なら、売上が伸びていても手元の資金が足りなくなる可能性があります。手数料と合わせて、入金のタイミングも確認しましょう。

BASEは通常、振込申請を起点に入金される

BASEの通常振込は、申請から10営業日で入金されます。振込手数料は250円で、申請額が2万円未満の場合は事務手数料500円も必要です。例えば1万円を申請すると、合計750円が差し引かれます。

少額で何度も振り込むより、まとめて申請する方が費用を抑えられる場合があります。ただし、入金を待ちすぎて仕入れが止まっては本末転倒です。手数料と必要な資金のバランスを考えましょう。

BASEには早期入金や定期振込の仕組みもあります。通常振込とは利用条件や手数料が異なるため、急いで資金が必要になりそうなら、あらかじめ確認しておくと安心です。

Shopify ペイメントはスケジュールに沿って送金される

日本でShopify ペイメントを利用する場合は、週単位または月単位の支払いスケジュールを設定できます。毎回振込申請をしなくても、決めたサイクルで資金を受け取れる点は、日々の管理をしやすくするメリットです。

ただし、日本では日次の支払いには対応しておらず、決済処理や銀行口座への反映にも時間がかかります。「毎週支払いなら、今週の売上がすべて今週入る」とは限りません。

BASEにも早期入金の選択肢があるため、どちらが常に早いとは言い切れません。自社の仕入れ・広告費・固定費の支払日と照らし合わせ、無理なく回せるかで判断しましょう。

公式情報:BASEの振込手数料 / BASEの入金サイクル / 日本でのShopify ペイメントの支払い

Shopifyは、売上を分析しながら改善していきやすい

「広告から人は来ているのに、購入につながらない」「どの商品をもっと紹介すべきだろう」。運営を続けると、単に売上金額を知るだけでは答えられない疑問が出てきます。

BASEにも売上や注文数、アクセスなどを確認する機能があります。一方、Shopifyでは商品別の売上や、カートへの追加・購入手続きへの到達などをレポートで確認し、改善の手がかりにできます。

例えば、商品をカートに入れる人は多いのに、購入まで進む人が少ない場合。送料が予想より高い、希望する決済方法がない、配送日が分かりにくい、といった可能性が考えられます。数字だけで原因は断定できませんが、どこを確認すべきかは絞り込めます。

また、購入履歴をもとに顧客を分類し、リピーターには新商品を案内する、しばらく購入していない人には再購入のきっかけを届ける、といった施策も検討できます。BASEにも顧客管理やメール配信の機能があるため、やりたい施策がどこまで実現できるかを比較しましょう。

大切なのは、データを見る担当者と、改善に使う時間を確保できるかです。豊富なレポートがあっても、見て終わりでは売上は変わりません。小さな変更を試し、結果を確かめる運営をしたい場合に、Shopifyの分析機能が役立ちます。

公式情報:BASEのデータ機能 / Shopifyのストア分析

Shopify Flowで、日々の運営業務を自動化する

注文が増えると、売上だけでなく確認作業も増えます。最初は手作業で十分でも、注文の分類や担当者への連絡を毎回繰り返していると、時間がかかり、対応漏れも起こりやすくなります。

Shopify Flowは、あらかじめ決めた条件に応じて処理を実行する仕組みです。例えば、一定金額以上の注文を担当者へ通知したり、特定の商品を購入した顧客にタグを付けたりする使い方ができます。

「注文が入る → 条件を確認する → 対象ならタグを付ける」という流れを作れば、毎回人が判断して入力する作業を減らせます。担当者は、問い合わせ対応や商品企画など、人が考える必要のある仕事に時間を使いやすくなります。

ただし、自動化は設定すれば終わりではありません。例外的な注文で誤動作しないか、担当者が変わっても運用できるかなどの確認が必要です。まずは繰り返しの多い単純な作業から始め、動作を確かめて広げると取り組みやすいでしょう。

FlowはBasicを含む主要プランで利用できる無料アプリですが、一部機能にはプラン制限があります。外部アプリとの連携が必要な場合は、その費用や対応範囲も確認してください。

公式情報:Shopify Flow

Shopifyなら、商品の売り方に合わせてカスタマイズできる

コーヒー豆のショップなら、相性のよいドリッパーやフィルターを一緒に提案したいかもしれません。複数の豆から好きな組み合わせを選び、自分だけのセットを作れるようにしたい場合もあるでしょう。

こうした工夫は、お客様が商品を探す手間を減らし、一度の注文で購入する金額を増やすきっかけにもなります。Shopifyでは、テーマのカスタマイズやアプリを使い、商品に合った購入方法を設計できます。

BASEにもセット販売や関連商品の提案に使える機能があるため、まずは標準機能や既存アプリで足りるかを調べましょう。それで実現できれば、独自開発の費用や保守の負担を抑えられます。

既存の機能だけでは難しい商品選択画面や、独自の外部連携が必要な場合には、Shopifyのコード改修やアプリ開発が選択肢になります。ただし、すべての画面を自由に変更できるわけではなく、プランや仕組みによる制約もあります。

「できることが多い」より、「必要なことを無理なく続けられるか」。 実現方法だけでなく、追加費用・更新時の対応・誰が保守するかまで確認して選びましょう。

売上が増えてからShopifyへ移行すればよい?

BASEで始めて、必要になったらShopifyへ移るのも一つの方法です。販売が続くか分からない段階では、固定費を抑えて試す判断には合理性があります。ただし、移行にどのような作業があるかは知っておきましょう。

商品が数点のショップと、数百点の商品を扱い、多くの購入者がいるショップでは移行の負担が違います。商品情報や画像、在庫だけでなく、顧客情報や注文履歴も確認対象になります。

データと購入者の利用環境を確認する

Shopifyには顧客情報を取り込む機能がありますが、顧客CSVでは他サービスのパスワードや注文履歴を引き継げません。注文履歴には別の移行方法が必要で、利用できるデータや移せる範囲の確認が欠かせません。

アカウントの方式が変われば、お客様に新しいログイン方法を案内する必要もあります。「データを移せた」ことと、「以前と同じように買い物できる」ことは別なので、購入者側の確認も必要です。

URLや設定の作り直しも必要になる

商品ページのURLが変わる場合は、旧URLから新URLへ転送できるかを確認します。検索結果や過去のSNS投稿から来た人が、商品にたどり着けなくなるのを避けるためです。

さらに、デザインの再構築、決済・配送設定、外部サービス連携、購入テストも必要です。今後の販売方法や拡張の計画が明確なら、こうした移行費用も含め、最初からShopifyを選ぶ意味があります。

公式情報:顧客リストのインポート / Shopifyへの移行

まとめ|大切なのは、どんなショップに育てたいか

固定費を抑えて始めたい、必要な販売機能がすでに揃っているならBASEは有力な選択肢です。分析をもとに改善したい、運営を自動化したい、商品に合った売り方を作りたいなら、Shopifyの拡張性が役立ちます。

迷ったときは、次の3点を具体化してみてください。

  • 費用: 想定月商と注文数で、月額・手数料・追加費用を比べたか
  • 機能: 今必要なことと、近い将来やりたいことを実現できるか
  • 運用: 設定・改善・保守を担当する人や予算を確保できるか

小さく始めることと、将来の成長に備えることは両立できます。サービス名や月額料金だけで決めず、自社の商品・販売方針・運用体制に合う方法を選びましょう。

TODOKELでは、ShopifyやBASEを使ったECサイト構築に対応しています。実現したい販売方法や機能がある方は、お問い合わせからご相談ください。

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